白樺は、北国北海道の持続可能な豊かな森の恵み。
そんな地域の資源を再評価し、森林と生活者を結び、産業として、文化として根付くことを目指すプロジェクトです。
白樺は、北海道のイメージを彷彿させる代表的な樹種であり、北方圏のさまざまな民族で古くから使われてきた歴史があります。用材のみならず、樹皮、樹液、葉、根など一本丸ごと利用可能な樹木です。森の中でも身近な木で、50年ほどで成長し、荒地にも育つパイオニアツリーです。
しかし現状では、ほとんどがパルプ材として消費されています。そんな白樺を、多種多様な樹種の中からの単なる一つの選択肢と考えるのではなく、身近で豊富で持続可能で、多様な恵みを与えてくれる資源として再評価し、産業として文化として地域の生活に根付くことを目指します。
そして、森林や林業の現場から、森林の恵みをお客様に伝える現場までを結び付けることにより、地域による多様なシラカバ関連の6次産業化を目指します。
北海道の森林は、明治開拓期以降切り開かれ、先の大戦の戦中戦後には過度の伐採により本来の姿を大きく変えてしまいました。現在地球規模で森林資源の減少や、エネルギー・環境等の諸問題を抱える中、適正で持続可能な育林、伐採、利用方法を模索すると同時に、一方で、自分たちの暮らしの豊かさを開拓するプロジェクトになることを願います。
北海道産シラカバを使って、「ずーっと、使う。ずーっと、育てる」という白樺プロジェクトの理念を共有する白樺プロジェクトメンバーまたは協力者とのコラボレーションによる商品、造作物、物件、サービス等に使用されています。
森林再生のための、白樺更新の研究が行われている「北海道大学雨龍研究林」との連携。また、「自伐型林業」に代表される「持続可能な森」から伐採された白樺などの積極的な利用を目指します。
一本の白樺から作られる家具たち。
森との連携を密にし、いつどこの森から切り出した「木」なのかが明確な、「製品」には「白樺プロジェクト認証シール(製造者シール)」を貼るようしています。(物件の場合は葉書サイズの認証カードも発行しています)
●森林名 ●所在地 ●伐採経緯 ●伐採年月 ●樹齢 ●製造者 を記載。認証ナンバーを付与し、製品名とともに記録し管理します。