Meet up Furniture
サイエンスカフェを無事、2回終了させていただきました。
会場に足を運んでいただいた方々、質問を寄せていただいた方々ありがとうございました。
初日24日の話題提供は、北海道立総合研究機構林産試験場の秋津研究員による「木材を顕微鏡で見てみると!」。針葉樹と広葉樹の違いを、質疑応答を交えながら、葉の違いや導管の違い、種子による違いなど様々な方向からわかりやすくお話いただきました。普段見ることのない「木の断面」の顕微鏡写真からの説明も興味深かったです。参加いただいた方からのご質問を頂くことで、専門的になりがちな森の説明がより身近な森になったように思います。
二日目25日の話題提供は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授の吉田先生による「広葉樹を育てる」でした。木の形が太陽の角度によって、より光合成ができるように縦に伸びたり横に広がったりすること。北にいくほど木は縦に伸び南の方ほど横に広がるというお話、面白かったですね。その中で、広葉樹の中でも枝ぶりが、扇状になる木と箒(ほうき)状になる木があること。6月〜7月で葉の成長が止まる広葉樹が多い中、白樺は秋まで葉の成長が続くそうです。
なかなか聞くことができないちょっと専門的な「森や木のお話」。もっと身近な森になるような機会をこれからも作っていきたいと思います。