2023 ADW
Meet up Furniture Ashikawa / 2023
2023.6.21 wed〜25 Sun/旭川デザインセンター

 
家具に出会う。
産地で、会う。
 
日本最大の国立公園、大雪山国立公園を望む家具産地、旭川。私たちは、この「雄大な自然」と共に「綿々と受け継がれる技術力」と「国際的に評価されるデザイン」を強みとして、日本五大家具産地の一つに数えられています。そんな、「産地」を舞台とした展示会を70年近く続けてきた旭川家具は、2019年に日本で3番目のユネスコ・デザイン都市に認定された旭川市の、“デザイン週間”として発展した「ASAHIKAWA DESIGN WEEK」と連携し、新しい産地展「Meet up Furniture Asahikawa」を2022年に立ち上げました。私たちは、産地で開催する展示会の価値を改めて問い直す「産地再考」を通じて、訪れていただく皆さまはもちろん、産地で暮らす私たち自身も「産地最高!」と改めて感じ合えるための挑戦を続けています。
 

 

 
白樺プロジェクトは、昨年に引き続き2F正面のブースにて「ずーっと、使う。ずーっと、育てる。」をテーマに、木一本丸ごと使える「白樺利用」と白樺を育てる「白樺育林(植林ではない)」の両面の成果を展示表現させていただいています。今回は、建築のメンバー2社の施工例と白樺の「Oya-cop & plate」も新たに展示に加わりました。ぜひ足をお運びください。6月24日(土)と25日(日)はサイエンスカフェも行います。研究者のお話を聞きながら白樺について、広葉樹について、疑問質問をお寄せください。
 
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2023 Meet up Furnituer・6/21wed.~25sun.
 

Meet up Furniture
サイエンスカフェを無事、2回終了させていただきました。
会場に足を運んでいただいた方々、質問を寄せていただいた方々ありがとうございました。
初日24日の話題提供は、北海道立総合研究機構林産試験場の秋津研究員による「木材を顕微鏡で見てみると!」。針葉樹と広葉樹の違いを、質疑応答を交えながら、葉の違いや導管の違い、種子による違いなど様々な方向からわかりやすくお話いただきました。普段見ることのない「木の断面」の顕微鏡写真からの説明も興味深かったです。参加いただいた方からのご質問を頂くことで、専門的になりがちな森の説明がより身近な森になったように思います。
二日目25日の話題提供は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授の吉田先生による「広葉樹を育てる」でした。木の形が太陽の角度によって、より光合成ができるように縦に伸びたり横に広がったりすること。北にいくほど木は縦に伸び南の方ほど横に広がるというお話、面白かったですね。その中で、広葉樹の中でも枝ぶりが、扇状になる木と箒(ほうき)状になる木があること。6月〜7月で葉の成長が止まる広葉樹が多い中、白樺は秋まで葉の成長が続くそうです。
なかなか聞くことができないちょっと専門的な「森や木のお話」。もっと身近な森になるような機会をこれからも作っていきたいと思います。